- 点群処理チーム
サードパーティ点群データのインポート!

NavVis IndoorViewer ver.1.6.4 で点群データのインポート機能が追加されました!

図1 点群インポートユーザーインターフェース
と、いきなり言われても... と感じられるかと思いますが、チーム内では痒いところに手が届くようになった!、これやりたかったー、やっとできるようになったー と割りと盛り上がっています。せっかくなのでご紹介させていただきたいと思います。
点群取得で困ったことが...
ササッと 3D 点群データを取得して、専用ソフト要らずで閲覧も簡単な NavVis プラットフォームですが、一つ困ったことがあります。NavVis M3 Trolley さん、場所によっては大きすぎるんです。
NavVis M3 Trolley の高さは約 2m、重さは 約 40kg 。 人が歩ける範囲ならほとんどのケースで問題は無いのですが、例えば
屋根裏もデータ化したい (いや 流石に抱えられない...)
幅65cm以下の狭い通路もデータ化したい(車輪を内側に入れると幅 63cm にはなるんですが... )
など、どーしてもレーザースキャナーの死角となってしまう場所では諦めることが多かったのでした。それともう一つ、基本的に Trolley は屋内専用 です。屋外で全く使えないわけではないのですが、屋内よりも制限される条件が多くなります。
点群のインポート/表示!
点群のファイルフォーマットは殆どがオープン化されています。一部のレーザースキャナーは独自仕様のフォーマットで記録することもありますが、大抵の場合 ptx, ply などの形式に変更することが可能です。ちなみにNavVisプラットフォームではデフォルトで ply 形式を採用しています。
今回、Trolley が入れない狭い場所や屋外をサードパーティ製のレーザースキャナを用いて計測しし、 このデータをインポートすることが可能になったため、さらに自由度が広がりました。FARO社製のスキャナや、もっと手軽に Tango 対応端末でデータを補完/追加したり、 取得済のデータがあればそれも利用できるようになった、ということです。(インポート可能なフォーマットは ply, ptx, xyz, txt, pts, bin です。)
下の図をクリックするとミュンヘン工科大の屋内外点群を IndoorViewer で見ることができますよ! 屋内は Trolley, 屋外はサードパーティ製のスキャナで計測したものです。シームレスに屋内外をみることができます。
図2 ミュンヘン工科大学の屋外点群をIVで表示(クリックで見ることができます)
ver.1.6.4 以前でも頑張ればできたんですけど、頑張りたくないですよね。簡単にできるようになったおかげで、より便利な使い方を考えることができそうです。それにしても、新規機能実装が早いです。