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【HoloLensシリーズ第一回】遠方の建物が目の前に?!

April 21, 2017

 工場内部の設備状況をチームメンバーと一緒に確認したい。けれど、写真じゃ設備の全体像がよく分からない!

 結婚式のパーティ会場のレイアウトを検討したい。けれど、遠方なので頻繁に訪れることができない!!

 そんなとき、目の前に施設の3Dモデルがあって、みんなで共有して見ながら議論できると便利じゃないですか?そんな話、一昔前までは夢物語でしたが、NavVisとHoloLensを組み合わせることで実現できるかも?!ということで今回は、NavVisで作った屋内空間の3D点群モデルをHoloLensで表示してみた、というお話です。

 

Introduction
 NavVisのM3 trolleyで屋内空間を走査することで、例えば下図のような3D点群モデルを作成することができます。

           図1:構造計画研究所本社ビル1室の3D点群モデル

     (部屋の内部が分かりやすいよう、天井部分の点群を除去して表示しています)

 

 この3D点群モデルを、MicrosoftのMRプラットフォーム用のデバイス「HoloLens」で表示してみました。ご存知の方も多いかと思いますが、MRはMixed Realityの略語であり、デジタルコンテンツを現実世界に組み込んだかのように表示する技術のことです。昨年大流行したPokémon GOで用いられていたAR技術を応用したものが、MRと言われています(厳密な違いは曖昧ですが)。ARもMRも現実世界にデジタルコンテンツを表示する技術でして、この点が仮想空間上にデジタルコンテンツを表示して仮想空間に没入することができる、いわゆるVR (Virtual Reality)との違いです。

 

     図2:弊社で購入したHoloLens(オフィスで装着していると、怪しい目で見られます)

 

Visualization trial

 このHoloLensを用いまして、NavVis計測で作成した3D点群モデルを現実空間に表示してみました。NavVisでは最小5mmピッチの3D点群モデルを作れるのですが、HoloLensでは1cmピッチの表示が限界でした(おそらくメモリの問題と推察)。

 そこで、5cmピッチと1cmピッチの3D点群モデルを表示してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図3:HoloLensでモデルを見ている様子(左)と表示されている5cmピッチの3D点群モデル(右)

 

 5cmピッチの点群では、テーブルサイズ程度に縮小表示した場合に限り、そこそこリアルなモデルとして見ることできました(図3参照)。ただ、実寸で表示すると、点間隔が大きすぎて何が表示されているか識別できませんでした。特に、背景が白っぽい物体で構成されている場合、点が背景に溶け込んでしまってほとんど見えませんでした。

 一方、1cmピッチの点群の場合、実寸表示でも点間隔は気にならず、そこそこリアルな部屋として認識することができました。ただし、フレームレートが遅くなり、カクカク表示されてしまうという弊害が生じました。

 

Future works

 とりあえずHoloLensで3D点群モデルを表示できたので、次回は表示したモデルを拡大縮小させたり、移動させたりしてみたいと思います。

 

 

第二回「いろいろ操作できるようにしてみた」に続く...

 

 

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